BLACK or WHITE


彼女がくれた、バレンタインデーのチョコレートは、ひたすらに甘かった。

もしかして、俺は甘いものならば、何でもいいと思われてるのだろうか?


とはいえ、甘いものが苦手な彼女が、死にそうになってまで作ってくれたのだ。


ホワイトデーのお返しは、ちゃんとしたものを準備しなくては…。


という訳で、ホワイトデーの特設コーナーに来て、ウロウロしていた。

俺の側にも、俺と同じように、何を贈ろうかと悩んでいる男性が何人かいる。

< 74 / 114 >

この作品をシェア

pagetop