44チャンネル-呪われた都市伝説-
さらに俺は質問を続ける。
「ってことは汐見さんはその方法で呪いから逃れられたんですよね?」

俺の質問に勝俣が一瞬顔を曇らせる。
そして今まで黙っていた汐見がついに口を開いた。

「は……はい。私はそれで44チャンネルを見ることなく助かりました」

俺はその言葉を聞き逃さなかった。
(へえ……あんたも敵だったのかよ汐見)

汐見は今の自分の発言に大きな矛盾があったことを知らないのだろう。
< 223 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop