最後に、恋人。
眩い程の星のせいなのか。
由紀がオレに寄りかかってきた。
寒そうに震える由紀。
そんな由紀を抱きしめた。
由紀の温もり。
この温もりが消えてしまうなんて、考えられない。
来世でオレらは絶対出会う。
もう会うことも無くても、やっぱり現世も生きていて。
死なないで。
「・・・・・由紀、やっぱり手術受けようよ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・部屋戻ろっか。 寒いんだろ??」
「・・・・・・・・」
由紀が、さっきより激しく震えだした。
そして急に由紀の膝の力が抜けた。
寒さで震えているんじゃない。
痙攣だ。
「由紀!! 由紀!!」
呼んでも返事をしない。
ぎゅうっと目を瞑りながら、由紀が悶えている。
「誰か!! 早く!!」
大声で叫んだ。
由紀が、由紀が
死んじゃう。