爆走★love boy3
驚いて手を引っ込める私。


樹先輩はまた呆れたようなため息を吐き出して、私の肩を抱き、自分のほうへと引き寄せた。


「人の彼女にいきなり何してんだよ」


「あれ? 樹の彼女?」


「この状況見りゃ当たり前だろうが」


「なぁんだ、残念」


ペロッとかわいく舌を出し、頬を膨らませる。


か、かわいい…。
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