冷酷社長の極上の愛
【宗吾side】

「…どうした、こんな時間に?」

眠れずに過ごしていると、

光司から携帯に電話がかかってきた。

・・・

「どうしても会っていただきたい方がいまして」

「…誰だ?」


「今から家に行きますので、話しを聞いてから、

誰に会ってほしいかお教えしますよ」

そう言った光司は電話を切った。

・・・

それから数分、

光司は本当にうちにやってきた。

「車でお送りします。

車の中でも、話は出来ますから」

そう言ってにっこと微笑んだ光司。

…一体何を企んでいると言うのか。

・・・

私は光司に言われるままに、

それに従った。

…車を走らせると同時に、

光司は話しを始めた。

その話に、腹が立って仕方がなかった。

あんなに苦しんだのに、

亜紀を苦しめたと悩んだのに、

それがすべて嘘だったとは。
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