冷酷社長の極上の愛
「…貴方は」

少し表情を曇らせて、

その人はオレを見た。

・・・

「初めまして。白鳥建設の社長、

白鳥宗吾と申します・・・

亜紀さんとは、お付き合いもさせていただいております」

そう言って頭を下げると、

・・・

「用は済んだので、帰るところなの。

話しはまた今度・・・」

そう言って逃げようとする亜紀の母。


「待ってください、今日はどうしてここに?」

そう問いかけた瞬間だった。

・・・

「美登里。忘れ物だ」

そう言って掛けてきた相手に、

私は釘付けになっていた。

・・・

「白鳥会長、わざわざすみません」

そう言って困ったような顔をした亜紀の母、

美登里は忘れ物を受け取っていた。

・・・

2人は面識があった?

見てるだけで分かるように、

二人はとても仲がよさそうだ・・・

なぜだ?

白鳥建設を憎んでるはずの美登里が・・・
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