冷酷社長の極上の愛
誤解が解けたなら、

なぜ、美登里は私に会ってはくれないのだろう。

直接話をして、

許しを請いたいのに。

・・・

考え込んでる私に、

父が優しい口調で言った。

・・・

「誤解はすべて解けた。

だから、宗吾と、美登里を合わせる機会を設けた」


「・・・え?!」

目を見開く私に、

父は続ける。

・・・

「大事な友人の娘さんだ。

そして美登里にとっても、

かけがえのない娘だ・・・

直接会って話をしない事には、

何も進まないだろう?」


「・・・ええ」


「今月末、私と会う約束をしてる。

その時に宗吾、お前も来るといい・・・

私と会うと言っても、あくまでも、

お前に会わせたいから取ったアポだ。

美登里は知らない、知ったらまたなんか理由をつけて

断るだろうからな?」
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