冷酷社長の極上の愛
・・・う。

確かに、不経済と言われれば、一理ある。

・・・

「光司もこう言ってる。

これからは、毎朝、そして、帰る時も、

私と共に帰れなくても、

光輝か光司に送ってもらうこと」


そう言った宗吾は、

私の頭を優しく撫でた。

・・・

「窮屈かもしれないが、

美影が諦めるまででいい・・・

あんな男に、亜紀は渡せない・・・」

そう言った宗吾の目は真剣そのもので、

・・・

根負けしたのは私だった。

・・・

「・・・わかりました。

また一つ、仕事を増やしてしまって、

ごめんなさい光司さん・・・」


「何を言ってるんですか?

前原さんは、何も考えなくていいですよ。

社長の事だけを考えてあげてください」


「ありがとうございます」
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