冷酷社長の極上の愛
私は慌てて立ち上がり、

クルリと体を反転させ、

社長室に歩き出したが、

どんくさい事に、何かにつまづき、

こけそうに。

・・・?!!

「…大丈夫?」

それを見つけた光司が、

私を咄嗟に助けに入った。

・・・

「すみません…大丈夫です」

大丈夫なんだけど、

腕が、丁度胸の所に・・・

真っ赤な顔をした私に気付いた光司。

・・・

自分の腕が胸に当たってる事にも気が付いた。

「…あ、ゴメン」

私から腕を離したと思ったのに、

今度は腕を掴み、自分の方に、引っ張った。


「ッ!!///」

私の耳にリップ音と共に、キスをした光司。

真っ赤な顔で耳を押さえる私に、

極上のスマイルで、


「配達よろしく」

そう言った。
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