青い鳥
渚side



燐に連れてこられたのは山だった



「ねぇ、何でこんなところに?」



「いいから」



燐の目は真剣だった









「いた!」









燐が指差した先にいたのは









青い鳥







「小さい頃一度ここで見たことがあったんだ」



そんな話は初めて聞いた





綺麗に輝く青い鳥






「オオルリって言うんだ。夏季の渡り鳥で結構どこにでもいる。青い鳥がどこにでもいるように幸せもそこらじゅうにあるんじゃねぇか」



そう言って燐は私をだいた





燐がどうして今私に青い鳥を見せたのか
わかった気がする





「あったかいよ・・・燐」




涙が溢れて止まらなかった







「あったかくなかったら、死人だろ」





「うん」












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