私が王子様の婚約者!?
教室に近づくと増えていく人…


それをかきわけて、なんとか教室に入ると、黒

板に自分の座席が掲示してあったため、それに

従って席に着こうとしたんだけど…

なんと、わたしの席は教室で人が一番多いところの近く!


あれじゃあ、席に座れないよ…

「あーあ、あの二人の近くの席なんて…」

「あ、そうそう。雅、あの二人ってなんなの?」

「え、紗枝。知らないの?」
と雅は驚いている。

「う、うん。」

「いーい?あの二人ってのはね…」

雅が言うには、あの二人とは1年で一番人気がある男子のことらしい。

まだ学校生活一日目なのに、なんでそんなに人気があるかと言うと、先輩たちが、入学することを知って、本物を見に来たということだ。

それに、今日あの二人を初めて見に来た子達も、加わってるという。
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