小さな初恋
「健斗と?変わらず仲良しだよ☆

ただ……」



中途半端なところで黙ってしまった葵。


めっちゃ気になるじゃん?!

「ただ…?」



続けて俺が言うと、葵は真っ赤に頬を染めた。


こっちまで恥ずかしくなってくる。



「あたし…ね?
まだ……健斗と…キス……してないの…」




…はっ?!



まじで?

「嘘だろ?
今の時代、小学生だってすんぞ?」



今のは極端だが、

葵がキスしたことないなんてあり得ない!!


1年も付き合ってるなら、普通じゃないの?



…信じられない…




「内緒だよ?!別にしたいわけじゃないけど…
なんか、寂しいじゃん?…」








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