小さな初恋
『葵…いないよ?』



友達が隠してくれて、


あたしは小さく机の下に隠れていた。



静まりかえる教室に、

どうにか皆川が入ってきて、


あたしを見つけませんように…━━━





けど、

そんな願いは叶わなかった



『嘘つくんじゃねぇよ!!葵がいんだろーが!!』


怒鳴り散らす皆川が、

一番後ろの席にいるあたしにどんどん近づいてくる。



クラスの男子なんか、

皆川が怖くて呆然と立ち止まったままになっている。





「ガンッ!!…ダッ…」


あたしは勢いよく立ち上がり、

後ろのドアから逃げようと走り出した。



『葵?』

振り向くと………
















『…ッみ…皆……川?』



皆川が立っていた。















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