悪魔的に双子。
「で、どしたの、こんなクソ暑いとこ来て」


「クソとか言わないで……青ちゃんぽくない」


勝手なことをぼやきながら、新田はらしくないおどおどした顔でわたしを見た。


口を開けたり閉じたり。


何か言いたいことがあるらしいが、その決意が出来ないといった所か。


「あのさ、青ちゃん」


「何?」


「相川さんに聞いた?俺と成海のこと」


ナルミ、と聞いて一瞬誰のことか分からず首をかしげたが、そういえば田城の下の名前は成海だったと思い出した。


「何も聞いてないよ」


返事をしながらわたしは静かに感嘆していた。


さすが蓮。


新田の口からそんな質問が出てくるということは、昨日の今日で二人のことを調べたのだろう。


「実はさ、青ちゃんに協力してほしいことがあるんだ。」


新田はいつも通りの軽い笑みを浮かべて言った。


しかし、目が放つ隠しきれない真剣な色に、わたしは黙って聞くことにした。


新田はわたしの前でパンッと手をうつと小さく頭を下げた。


「俺と成海の仲直りを手伝って?」


「……仲直り?」


予想外に可愛い単語にわたしは目をぱちくりさせた。


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