悪魔的に双子。
「……ねぇ」


「なぁに、青ちゃん」


「新田くんと田城くんって、どういう関係なの?」


わたしの言葉に、新田はぱたっと動きを止めて、しばしわたしの顔を見つめた。


そんな風に見つめられるのは慣れていなくて、わたしはドギマギと新田の胸あたりに視線を逸らした。


少しして新田がわたしから視線を外す気配がして再び見上げると、ちゃらいアホのへらへらした笑顔があった。


「えっへへ、知りたい?」


「うん、まぁ、一応」


「どぉしても?」


……額に青筋入ったかもしれない。


しかし、好奇心には勝てず、こぶしを握ってこの人をいらいらさせる才能に長けたアホウに引きつった笑みを向けて言った。


「お願いします、教えて下さい」


「えっとね~俺が勇者で成海が魔……」
「ふざけた回答はいらないから」


「……すいません」


「おもしろくないしね」


「いや、ホントごめん」





< 109 / 272 >

この作品をシェア

pagetop