悪魔的に双子。
「仲良いっていうか……えと…」
わたしは返答に詰まって口ごもった。
仲が良い?
別に仲良くはないだろ。
ファン?
あり得ない。
……いっそ、義姉弟だってこと、言ってしてしまおうか。
注目されるのはいやだけど、その方が良いのかもしれない。
いや、信じないかも。
早く答えないと菜々乃ちゃんの切実な瞳が若干痛い。
焦っていると、なんと唯流が助け舟を出してくれた。
「青が真昼に弁当渡したからそんなこと言ってるんだとしたら、あれ、別に青が作ったもんじゃないなら。」
不器用なお姫様は不器用ながらに紙をペタペタ貼りながらぶっきらぼうに言った。
「真昼の弁当は唯流が作ってるの。あの日は真昼が弁当忘れたから、唯流が持ってきて、青に渡してくれるよう頼んだの」
ナイス大嘘
弁当なんて一つも作ったことないくせに。
腹が立つ気もするが、今に限っては唯流がいい子に見える。
「青は唯流のぱしりだもん」
最後に付け加えられた言葉には若干殺意を憶えたが。
わたしは返答に詰まって口ごもった。
仲が良い?
別に仲良くはないだろ。
ファン?
あり得ない。
……いっそ、義姉弟だってこと、言ってしてしまおうか。
注目されるのはいやだけど、その方が良いのかもしれない。
いや、信じないかも。
早く答えないと菜々乃ちゃんの切実な瞳が若干痛い。
焦っていると、なんと唯流が助け舟を出してくれた。
「青が真昼に弁当渡したからそんなこと言ってるんだとしたら、あれ、別に青が作ったもんじゃないなら。」
不器用なお姫様は不器用ながらに紙をペタペタ貼りながらぶっきらぼうに言った。
「真昼の弁当は唯流が作ってるの。あの日は真昼が弁当忘れたから、唯流が持ってきて、青に渡してくれるよう頼んだの」
ナイス大嘘
弁当なんて一つも作ったことないくせに。
腹が立つ気もするが、今に限っては唯流がいい子に見える。
「青は唯流のぱしりだもん」
最後に付け加えられた言葉には若干殺意を憶えたが。