悪魔的に双子。
ぼんやりしながら過ごしてると、一日がものすごく早い。
気がつけば、冬休みが始まって2日が経っていた。
あいもわからずわたしは迷っているわけだが、だんだん考えるのがめんどくさくなって、思考を放棄している時間が長くなった。
有志はわたしが心配なのか家の中で出くわすたびに困ったような目で見つめてくる。
己の道を貫く唯流の態度にはなにひとつ変わりはなかったが、真昼がなにやらおかしい。
まるで昔の戻ったかのようにケタケタ笑い出したかと思うとなんの脈絡もなくわたしを罵しったり、かと思えばふっと黙りこんで泣きそうな顔をわたしに向けたりした。