悪魔的に双子。
「でも、そんなの日常にはもう関係のないことだったから、忘れてしまおうと思った。
青さんや、有志や、田城といるのはホントに楽しかったし。
ある日さ、放課後ちょうどわたししかいなかった新聞部の部室に田城が来た。
びっくりしたよ。
いきなり学校の中じゃ辺境の地の新聞部の部室にやってきたことにも驚いたけど、突然、
『大丈夫?』
って聞かれたことにすごい驚いた。
何でそんなこと聞くのって言うと、ここ数日元気がないからって。
ホントびっくりした。
まさか気づかれるなんて思ってもなかったし。
かっこよくて女子からの人気も高い田城は、弁当は一緒に食べるけど、所詮は違う人種だと思ってたし。
驚いたのとちょっと嬉しいので調子にのっちゃったのかな?
わたしなんかのこと、ちゃんと見てくれてたんだと思ったら。
その時の、自分が人殺しになってたかもしれないっていう怖い気持ちを田城に洗いざらいぶちまけてた。
全部話した後で、やっとドン引きされてんじゃないかと心配したんだけど、後の祭りで。
でも、田城は引くどころか、辛かったねって優しく言ってくれた。
力になれることはない?って聞かれてつい言っちゃったんだよ。
わたしが落としめてしまった男の子が今どうしてるのか知りたいって。
田城のあったかい雰囲気がそうさせるのかな?
田城に力になれることない?って聞かれてはじめて、自分はあの子がどうしてるか知りたいんだって気づいた。
自分のことなのに。」
青さんや、有志や、田城といるのはホントに楽しかったし。
ある日さ、放課後ちょうどわたししかいなかった新聞部の部室に田城が来た。
びっくりしたよ。
いきなり学校の中じゃ辺境の地の新聞部の部室にやってきたことにも驚いたけど、突然、
『大丈夫?』
って聞かれたことにすごい驚いた。
何でそんなこと聞くのって言うと、ここ数日元気がないからって。
ホントびっくりした。
まさか気づかれるなんて思ってもなかったし。
かっこよくて女子からの人気も高い田城は、弁当は一緒に食べるけど、所詮は違う人種だと思ってたし。
驚いたのとちょっと嬉しいので調子にのっちゃったのかな?
わたしなんかのこと、ちゃんと見てくれてたんだと思ったら。
その時の、自分が人殺しになってたかもしれないっていう怖い気持ちを田城に洗いざらいぶちまけてた。
全部話した後で、やっとドン引きされてんじゃないかと心配したんだけど、後の祭りで。
でも、田城は引くどころか、辛かったねって優しく言ってくれた。
力になれることはない?って聞かれてつい言っちゃったんだよ。
わたしが落としめてしまった男の子が今どうしてるのか知りたいって。
田城のあったかい雰囲気がそうさせるのかな?
田城に力になれることない?って聞かれてはじめて、自分はあの子がどうしてるか知りたいんだって気づいた。
自分のことなのに。」