隣のアイツはあまあま狼!
「金浦ぁ!!何居眠りしているんだ!!」
先生は金浦くんの前までくると
頭を教科書でビシッと一発叩いた
「ってぇなぁ」
金浦くんはだるそうに体を起こす
「教科書はどうした!?」
「忘れた」
「しょうがないなぁ岡野見せてやれ」
わたしと反対の隣の席は岡野大和という男の子が座っている
メガネでいかにも真面目そう
「先生俺七瀬さんに見せてもらうんで」
わ、わたし!??
1時間目に続いて!?
先生ダメだよね?
「まぁ勝手にしろ」
いいの!???
先生が前に戻ると金浦くんは
机をわたしの机にくっつけて
また夢の世界へと行った
先生も呆れたらしくそれ以上は何も言わなかった