彼女志願!2nd
そして改めて、打ち合わせは相瀬先生と一緒に三人でということになり、先生のスケジュールを確認してからまた連絡を貰えることになった。
よし、あとは流れにのって最後まで完走するだけ。
だけどそのまえに翡翠社の仕事のほうも頑張らなきゃ……!
キッチンでコーヒーメーカーをセットし、ノートパソコンをダイニングテーブルに置いてワードソフトを立ち上げる。
もう、なんだか筆がのりません、なんて贅沢は言えない。
私はプロだ。
何が何でもひねり出して書き出さないことには、たくさんの人に迷惑をかけてしまう!
書き溜めたメモを見ながら、一からプロットを組み立てなおす。
琥珀の王子、せっかく続きを出させてもらえるようになったんだもの。
たくさんの人に楽しんでもらえる、胸キュン作品にしなきゃ!
――――……