彼女志願!2nd

「――少し、考えさせてもらえますか」

「うん。しっかり考えて、そして返事をもらいたい。急かすつもりはないんだけど、スケジュールはタイトだから、できるだけ早く」



すぐに答えが出せなかった私だけど、相瀬先生は私のリアクションをを想定していたみたいだった。

ホッとしつつ、けれどスケジュールのこともあるから、やっぱり今日明日にでも返事をしないと、と心に決める。



「はい。数日中には、必ず丸山さんにご連絡します」

「よろしく」



相瀬先生はほっとしたように目を細め、唇をほころばせた。


その表情を見ていると、私みたいなペーペーの、基本的にまったく売れてない作家のことをノベライズ担当にと推薦してくださった先生の気持ちに応えたい、という気持ちがむくむくと湧き起ってくる。


それに何より大好きな『お狐陰陽師!』のノベライズって、すごく魅力的だ。

大好きなキャラクターを自分で動かせるなんて、夢みたいだと思う。



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