彼女志願!2nd
「ほ、づみさ……」
「うん……」
穂積さんの大きな手が、私の手の中からカップを奪い、ローテーブルの上に置く。
落とさないようにだって気付いたのは、彼の両手が私の頬を包み込んでから。
穂積さんの手は、本当にセクシーだ。
白くて指が細くて、長くて。だけどちょっと節がごつっとしてて、ひんやりと冷たい。
穂積さんはそれからすりっと頬をすり寄せ、私の鼻の頭にキスを落とした。
「ふふっ」
くすぐったさを感じて、私が声を押し殺して笑うと、穂積さんも嬉しそうに笑う。
本当に、なんてことのない時間。
だけどかけがえのない時間だ。
よしっ、今なら言える気がする。
っていうか今言わないでいつ言えるのか!