Time〜元新撰組と現代少女〜




そう言った土方さんの手元の箱を見ると、中には指輪があった。


私は、直ぐに今の状況を理解することができなかった。





栞「土方さん………」


土「何だよ。」


栞「私、期待して良いの?」





私か俯いて問い掛けると、土方さんが箱の中の指輪を取り出して、私の左手の薬指にはめた。


すると私の顎を掴むと上を向かせて、目を合わせた。


そして触れるだけのキスを私の唇に落とすと、はにかみながら土方さんは言ってくれた。





土「好きなだけ期待しとけ。俺は何があってもお前のこと一生離さねぇからな。」


栞「一一一っ!!はいっ!!」




< 267 / 290 >

この作品をシェア

pagetop