好きだったよ。ばいばい。
キラキラ、ピカピカ。



 
まるで、太陽に透けてしまいそうなくらい眩しい金髪。

そんな少年が____________いた。


私は、派手とか目立つとかじゃなくて、
純粋に綺麗だと思った。
「…綺麗」

思わず、呟いた。

「…ん?」

あ、やばい。
そう思った時にはもう遅く______________。

「ばか優架!」
グイッと引っ張られた。

「…っわ」
こけそうになる身体をどーにか起こす。



なんだか、走り逃げしたみたいだ。
「…優架…ね」

その時の、金髪の少年の呟きが聞こえる訳もなく__________________。

波乱の高校生活が、始まった。
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