陽だまりに猫



「も…、わかったから。離して」


ほんと、これ以上は限界だった。

赤くなる頬も後ろから拘束されてしまえば
隠すことができない。


くすっと満足したような笑みを溢した
莉央はやっとのことで解放してくれて、
そして。


『今日、大学でしょ?送る』


こてん、と小首をかしげて優しく微笑む。
狡い人。そんな声色で言われたら


「着替えてくる」


断れるわけないじゃない。


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