ガラスの靴をもう一度


ねえ、雅にぃは気付いてる?

私にとって、雅にぃが全てなんだよ。

学校が終わって家に帰っても、お父さんは夜遅くまで帰って来ない。

そんな私を、雅にぃも雅にぃのお父さん、お母さんも優しくしてくれて…。

本当なら、一人で食べる夕飯も、雅にぃの家で食べられる。

それに何より、雅にぃの側にいられて安心出来るんだ。

だから、ずっとずっと、私の側にいてね。

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