ガラスの靴をもう一度


あの崇史さんが目当てだとしたら、相当な物好きよ。

と、思っていたら…。

「そ、そんな訳ないじゃん!」

明らかに動揺する原田さんがいた。

え~!

まさか図星?

原田さんは、仕事が出来る割には出世欲がない。

だから、もし図星なら本当に好みだからだと思う。

だけど、何でよりによって崇史さん!?

「次は、原田さんに譲りますよ」

そう言うと、原田さんは恥ずかしそうな顔で、仕事に取り掛かったのだった。

< 82 / 494 >

この作品をシェア

pagetop