Kiss Kiss Kiss
朝陽さんが近づいてきて目をまた閉じた。

「困ったな……。」

またため息をついた。


ベットの私の横に寝転んで
顔を覗き込んでいる。


ヤバい……
寝息を慌ててつけてみる。

朝陽さんの指が髪の毛に触れて
静かに撫ぜてくれた。

あ~~寝たふりしててホントにラッキー!!!

「心配かけやがって。」

鼻をギュっとした。

ドキドキ・・・・・

朝陽さんに買ってもらったピアスを
指でなぞっている。

「まったく……」

次の瞬間だった


そのピアスのついている耳に静かにキス

心臓が破裂しそう


「俺を乱すな・・・・。」

寝たふりばれてる?
それに 朝陽さんが 自分のこと俺って呼ぶの
意外だった・・・・・。


「相手は…司と同じ子供だし……」

私のこと?

「ルール違反だって……」

何やら一人言の多い朝陽さん


そう言ったと思ったら
次は 頬にキスをした。


息苦しさが 心臓の鼓動が早くなっている証拠


でもでも絶対目を覚ましたら
夢になってしまう


優しいキスは 額にも そして鼻
もう一方の頬へと移って行く・・・・・・。


たまらない・・・・・
朝陽さんの甘い吐息が私を熱くしていく・・・・。
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