Kiss Kiss Kiss
朝陽さんのキスって・・・・・・
夢のようだった。


キスってこんなに気持ちのいいもの?

朝陽さんの唇が触れるたびに
私はトロトロに溶けて行く…

そして
唇への期待感で胸がいっぱいになってるのに
なかなか そこへは来てくれない。

もうたまらなかった。
息苦しさで窒息しそうで……


朝陽さんが離れようとした瞬間に
首に手を回す。


「ん!!!」

驚いた朝陽さんがめっちゃ可愛くて
今度は自分から その愛しい唇に触れる。


キスなんてどうしたらいいのか
よくわからないけど
この間もう朝陽さんの唇は盗んでいたから


夢中でその唇に触れる。

そして
「悪い子だな。
起きてたんだ・・・・・。」

「夢みたいで……」

声が掠れた。


朝陽さんの額が私の額がくっついて
超接近した唇


「大好き朝陽さん……」

「大人を惑わして悪い子だな 夕日ちゃん……。」

こんな近くで朝陽さんを感じてる……
いつもの優しい声は とっても甘く低く……


「だってね 運命なんだもん
おかあさんが…朝陽さんのこと
好きになってって……朝陽さんに……
こうしてもらってって言ってる……。」

「そう?
星子さんは 怒ってるかもしれないよ。」

「怒らないもん……。」
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