Kiss Kiss Kiss
朝陽さんに恋をしたのは もしかしたら
母の強い想いだったのかもしれない。

それくらい私が朝陽さんへ
恋をするのが早かったから……
不思議なくらい 朝陽さんに強く惹かれた。



朝陽さんと一緒に母のお墓へ行った。


「夕日ちゃんを 妻にするよ。
星子さんの分まで 幸せにするから
安心して俺に任せて欲しい。」

そう言って手を合わせた。


「おかあさんはいつも私と一緒にいるよね。
二人分一杯愛してもらおうね。」

私が言うと朝陽さんが笑った。


「それは大変だ。」


本当は結ばれたかった二人だった。
時を超えて
私は母の想いを抱いて
朝陽さんの妻になる・・・・・・。


二人だけの 結婚式
神父さんが


「それでは 誓いのキスを・・・・・」と言った。



真っ白なベールを静かにあげて
朝陽さんの顔が近づいてきた。


愛しい唇が触れる・・・・・・。



私は 瀬崎 朝陽 の妻になった。

その夜



「夕日……」


「はい……」

始めての呼び捨てに頬が熱くなった。


「生まれてきてくれてありがとう。
きみに会えてよかった……。」


朝陽さんに抱きしめられて 温かな胸に顔を埋める。
優しいKiss 甘いKiss そして刺激の強い激しいKiss

生まれたままの姿で
私は 世界で一番愛する人に抱かれて 女になった……。


          END   ~2013.7.3
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