Kiss Kiss Kiss
自分のものばかりかって
朝いたから始まる食事作りの材料を調達に行く。


風になびく髪の毛は
軽くて心地よい。


今までとは違うんだ。


心が髪の毛のように
フワフワしている。


買い物を終えて冷蔵庫に片づけた。

物音がして振り向くと

「ただいま~」と声がした。

朝陽さん!?

こんなに早くに帰ってきた!!!

私は玄関に飛び出した。

「おかえりなさい!!」

朝陽さん目を丸くしてる。

「夕日ちゃん?」

「はい!!!」

「夕日ちゃん……驚いたよ。
さなぎが蝶になった・・・・・。」

「どうですか?」

「すごくいいよ。
夕日ちゃんのいいところ全部アピールしてる。」


朝陽さんのために蝶になったんだよ。
あなたはなんでも感じ取ってくれる。


そうなら私の想いも
受け取ってほしい・・・・・・。

「早かったんですね。」

女の人と一緒だったんですよね?

「うん。今日は早くに帰ってくる予定通り。」

ニッコリ微笑んだ。

「おかえりなさい…」
私の朝陽さん


セカンドバックを受け取って
私と朝陽さんの空間に招き入れる。
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