初恋
「北見くんは、そんな感じなの?」
「そんな感じって・・・
あぁ、好きな人がいるかってこと?」
「みたいな・・・」
「そりゃ、男ですから。ありますよ?そんくらい」
北見くんの突然の告白。
“好きな人がいる”
北見くんは、どうしているのか聞きたかった。
好きな人がいる中でどう生活しているのか。
「その人近くにいる、の?」
「近く・・・
うん。」
「その時どうしてるの?
平気な顔で話せる?」
「・・・平気ではないな。
心臓バクバクいってっし。よく思われたいし。
でも、普通にするようには努力してる。
友達って壁、まだ壊したくないし。」
友達の壁―・・・
あたしと悼矢さんは先輩・後輩同士。
先輩・後輩の壁をあたしは、まだ壊したくない。
北見くんと一緒なんだ―