終わりの無い恋。

「莉歩、学校楽しんでっか?」


風を避けるため場所を移動し、ファミレスに入った。


あたしはホットミルクティ、

晃羽はコーヒーを飲みながら会話を進める。



「まぁまぁかな…みんなに会えないのは寂しい…」


ミルクティの湯気を見ながら呟くように答える。


「おい、涙目なんだけど」


晃羽があたしの異変に気づき、

「泣くことねーよ、また会えんだし」


慰めると、コーヒーを口に含んだ。



晃羽のコーヒーはいつもコーヒーじゃない。


「色がミルクティと変わんない」


笑いながら晃羽に突っ込む。


晃羽はミルクたっぷりのコーヒーが大好き。



「これが一番うめぇの」



いつもと同じ、自慢する言い方。

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