終わりの無い恋。

「わりぃ、大分待ったよな」


申し訳なさそうにあたしの隣まで歩いて来た。



「待った。すごーく」



イタズラっぽく言うあたしに

クスッと笑うと



「髪クシャクシャ」



大きな手で髪に触れ、直してくれる。




晃羽と会うのは1週間ぶりだ。




晃羽とあたしは違う高校に入学した。


晃羽は県内一の不良校へ進学。




だから、会える時間は限られてる。

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