ー美し桜と乱れし鬼ー
「これらのお酒ですか?昨日、原田さんが土方さんの長々しいお説教から逃げるために持ってきたお酒ですよ。僕もちょっと、飲みました♪」




それにしても多すぎるお酒…。




「土方さんはお酒に弱いのにこんなに飲ませてるんですもの…。一生起きないかもしれませんね」






「総司ぃ……。誰がぁ、起きねぇだって……ゔぅ…」







頭を抑えて起き上がる土方さん。





「…起きたんですか」




残念そうに沖田さんが静かに言った。



「聞こえてんだぞ、総司…」









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