君色【完】








『───1年4組、安藤 颯太。今すぐ、職員室へ来なさい』



突然、放送で安藤くんが呼び出されてしまった。

廊下から聞こえてくる声に、無意識に耳をすます。




「颯太、呼び出されたぞ」

「知ってる」

「かなり怒ってた口調だったな?なんかやらかしたか?」

「はぁ!?なんも心当たりねーよ」

「まぁまぁ。さっさと行かねーとまたうるせーぞ」

「はぁ...。だっるー......」





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