こっち向いて、早瀬先生。
「生徒会室!冷房なかったっけ?」
「あっ!」
その手があったか!
これはラッキーだと言わんばかりに
わたしたちはきゃっきゃと喜んだ。
「生徒会室なら、ひなたが生徒会だし先生にも仕事してました~ってテキトーに言えば大丈夫だよ!」
「たしかにね!綾花、ナイスアイディアだよ!」
「はやく行こう!」
わたしたちは暑さも忘れて
生徒会室までダッシュした。
そして
───────ガラッ。