闇
翌日。
休みたくて休みたくて仕方が無かったけど、私は頑張って登校した。
今回のクラスマッチは、男子が野球とサッカー、女子がバレーとソフトテニスだ。
私は、舞ちゃん、葵ちゃんと一緒のバレーだったんだけど……。
「御免なさいぃぃ!!」
打ちながら叫んだ私の手からは、やっぱり変な方向に飛んでくボール。
それを葵ちゃんがフォローしてコートに戻し、別のクラスメートが相手コートに返す。
……クラスメート達の視線が痛い。
今回の試合も、何とか勝てた、とゆう感じだった。
ハイタッチを求めて来る葵ちゃんに、無理矢理 笑顔を作る。
「海崎、大丈夫?」
「う、うん……御免ね。私、ちょっと外の空気 吸って来る……。」
次は確か、お昼休みだった筈。
私は心配してくれる舞ちゃんと葵ちゃんに力無く微笑むと、屋上へ向かった。