魔王様の花嫁













「ん~…食べるというより嫁に貰いにきた。」














「……は?」
















突然何の前触れもなく『嫁に貰いに来た』と言われて「そうですか」と答えられる訳でもなく、ただ私の緊張感だけが抜けた。

















「なんだその気の抜けた声は。俺様自ら迎えに来てやったんだ。そこも含めてもっと嬉しそうに泣いて喜べ!」


















「…え…え? いや、嫁って何?迎えって…どうしてそうなるの?」

















まったく理解できず抱きしめられたまま目をパチパチさせていると――――
















「俺がお前を気に入ったから。それ以上でもそれ以下でもねえ!」






















「そ、そんな勝手な…!」

















「拒否権は認めねーし!返事はyesかはい、それだけだ。」



















「なっ…!」



















なんて身勝手な悪魔なの!!






















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