幼なじみと一途な恋愛



「燈弥、ちょっと来て!」


「は?」



燈弥の手を引っ張って、私はそのマネキンのそばに寄った。



「見て見て!これカッコ良くない?こういうの好きでしょ?」


「あー……まぁ」




二人で話していると、店員さんが話しかけてきた。




「もしよかったら試着しませんか?」



試着……。



「燈弥、試着してみたら?」


「お前、俺がこの服着たのを見たいだけだろ」



ギクッ……!


バ、バレてるっ……!




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