幼なじみと一途な恋愛

好きという気持ち

side燈弥


もうすぐ夏休みになろうかという、7月の上旬。


ここ一週間で、気温がグンと高くなった。

体育で外に出れば風も熱風という蒸し暑さ。


女子は「焼けたくない」「汗が滲んでるのを見られたくない」という意味不明な理由から、絶対に長袖を脱ごうとしない。


……見てるこっちが暑苦しい。




「燈弥ー!そっち行ったぞー」

「はいよ」



体育で暑い暑いと言いながらも、真面目にサッカーをしている俺たちを褒めてほしい。



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