幼なじみと一途な恋愛
いつも言ってる言葉だけど、口に出すときはいつも怖かった
拒絶されたらどうしようって
「…本気で人を好きになったことのない、人の気持ちをもてあそんでるような人に、バカにされる覚えはないっ!」
教室が静まりかえる
周りの目なんか気にならなかった
気づいたら、勝手に口が動いてた
「うぅ~…」
涙が止まらなかった
「まりあ……」
愛羽が私の背中をなでてくれた、そのとき
バンッ
と、教室のドアが開いた
その瞬間、また女子の悲鳴が響いた
「…と、うや…?」
見ると、なぜかそこに燈弥がいて
「まりあちゃん、大丈夫?」
「圭吾くん…」
燈弥の隣から、圭吾くんがひょこっと顔を出した