あの夏の日と、私と、キミと。



悠貴と話をしていると、先ほどのようにドアが開いた。



「真綾さん。診察の結果を話しますので診察室のほうへ」



「はい」



看護婦さんに言われて、病室を出る。



目が見えにくいため、足がふらついた。



でも、今度はちゃんと悠貴が支えてくれた。



診察室に着くと、医者がイスに座っていた。




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