君の隣で~☆星空☆続編~【完】
ベッドの上で転げ回る中、1人時計と睨み合いっこをしていた



「いっっったい!!」



どんなに叫んでも、もがいても、あたしの傍には誰もいない。



今きっと、あたしがここで陣痛と闘っている事すら誰もしらないのであろう。



痛みが込み上げると同時にあたしは布団に潜った



涙が溢れてきて、もう何の涙なのか分からなくなっていた。




「ばっかみたい!!」



震える唇をかみ締め、洋服で涙のあとを拭った。




少しだけ……
少しだけだけど、寂しい……



そう思ったんだ。



でも、またその感情を消し去るかのように涙を拭いた




“このぐらいじゃ……”



そう思い、ベッドの中で体を丸めた。
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