君の隣で~☆星空☆続編~【完】
「おかえり!!」


守が朝から出かけていて、その日は帰ってくるのが夜の9時を過ぎていた。


「ただいま〜!!」


そう言いながら、愛と千夏を抱きしめている姿を見て、その光景に、あたしは微笑んで見ていた。



「流奈っ!!ただいま」


「おかえり。全然、電話でないからさ」


「あ、ごめんな……恩田サン所に言って色々さ話をしてたんだよ」


「そっか!」



それでも、機嫌のいい守に対して何も疑いもしなかった






そして、この日守は強くあたしを求めた。



守が少しずつ、心を開き変わって行く姿にあたしは喜んでいた



“俺にはわからないんだよ、家庭っていうのがどうゆう物なのか……”



1度だけ、守が前にあたしに弱音を吐いた言葉……


その言葉の意味………


寂しさ………



“あたしが、教えてあげるよ……家庭という物を、家族というものを……”



そう思いながら、気持ちよさそうに寝ている守の頭を撫でた。
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