君の隣で~☆星空☆続編~【完】
「なにぃ~?なんでパパ置いて海なんて行ったのぉ?ずるいなぁ~!!」



家に帰ってきて、千夏が守に自慢に話してる姿を見て



愛と2人で笑っていた




「今度パパも一緒にいこうね!!」


「そうだなぁ~!愛チャンは優しいなぁ~!!」


「ふんだっ!!千夏だって優しいもんっ!!ねっ?ママぁ~!?」


「アハハハッ!!優しいよっ、愛も千夏もっ!!」







今はこうして、あたしの居場所がちゃんとここにある。




守の笑い声や、愛の笑い声、千夏の笑い声が家中響き渡っている



そして、あたしの笑い声も






こんな風に笑えるまで、随分かかったけど



今、心から笑えている自分がちゃんといるんだ……





「愛っ、千夏!!今日取った貝殻と一緒に写真撮ろう?」




初めて、翼の居る海に3人で行った記念に……



「とるっ!とるっ!!」



「はい、じゃぁ並んで!」



「ママは??」



「流奈も入れよ、俺が撮ってやるっ!!」



「よし、じゃぁ、貝殻もって」



今は、こんなにも可愛い天使達があたしに色々な感情を教えてくれるんだ




「ママっ?笑うんだよ??可愛くねっ!!」


「愛も千夏もだよ!!」



「よぉーし、じゃぁ行くぞぉ!はい、チーズっ!!」





――カシャッ♪♪



そして、そこには……




思いっきり笑えてる、



流奈、あたしがいる―――
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