やっぱり好き
そのとき。

「ぁ・・・・・・」

隣に俊也がいた。

俊也は楽しそうに友達と話していた。

こんな姿見られたくないな・・・・

そ思った私はトイレに逃げた。

「あら?長谷川さん?あなた掃除場所ここじゃないでしょ」

英語の先生がトイレ掃除の担当みたいで。

声をかけられた。

「あの・・・・先生・・・・ほ・・・けんしつ行きたくて・・・・」

「大丈夫?保健室行きなさい」

「はい・・・・」

私は壁に寄り添いながら保健室へと向かう。

保健室~

「ふぅ・・・・・」

「あら。長谷川さんあなた帰らなかったの?」

「うん・・・・」

だって。帰ったら俊也に言えない・・・・。

今日言おうと思ってたから・・・・・。

だから。

帰りたくないよ。

「とりあえず、横になりなさい」

「うん」

私はとりあえず横になった。

「おいっやめろって!」

外から男子の声がした。

「掃除時間終わってんのに・・・不良かな?」

そう思いながら私は窓を見た。

「あ・・・・」

窓の向こうにいたのは俊也だった。

私はつい目を逸らした。

しばらく横目でみていた。

すると、俊也は気づいてことらを見た。

(ぁー寝てるとこ見られたくないんだけどな)

そんなことを思いながらも。

しばらくして、俊也はいなくなった。
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