やっぱり好き
翌日の帰りのHR。

私は席に座って。先生の話をぼーっと聞いていた。

今日も部活。

暑くてだるいと感じるけど。

大会も近いからでないといけない。

そんなことを思いながら。

すると。

「ぁ・・・・」

俊也・・・・

私のクラスのドアのところには俊也がいた。

そっか。今日は友達と帰るんだね。

私のクラスには俊也と仲がいい友達がいた。

その友達が部活に出ないときはこうして。俊也が待っていた。

でも。この日はなんだかおかしかった。

俊也は教室を覗くと。

「ぁ・・・・」

私と目があった。

その瞬間。

俊也は帰っていった。

「ぇ・・・・」

友達待つんぢゃないの?

HRが終わり。私は不思議に思った。

だから。俊也の友達が部活に行くのか。いかないのか見てみることにした。

「ぁ・・・・体操服持ってる。しかも部室行ってるし・・・なんで?部活出ないんぢゃ」

ぢゃあ。なんで俊也はあの時私のクラスにきたの?

私は不思議でたまらなかった。

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