囚われた、あなたの腕の下。

『可愛い声が聞こえて幸せだった。

また、聞きたいな。

近いうちに、電話するね。

アレ?会社、早退?

もしかして、体調悪いの?

心配だな。

一緒に住めば看病出来るのに。

まぁ、もうすぐ迎えに行くからね……。

気をつけて送ってもらうんだよ。

愛理の寝顔、可愛い。 プレゼント【添付】』

途中まで読んで、気持ち悪くて断念した。

そして、また……新たなメールが来る。

『愛理、アドレスなんて変えても無駄だからね。 いつでも見てる』

このメールに、戦慄が走る。 そして、また1通。

『そうか……俺が、看病すればいいんだよね?今か ら行くよ』

そう書かれたメールを読んだ時――。

ピンポン

頭が、真っ白になった。
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