♪・*:.。隣のキミ達 。.:*・♪



「なんか悔しがってる奴がここに居るんっすけどぉ~?
かわいそうに、また負けて悔しいのか。
しょうがねぇじゃん。
またがんばれっ。」

こいつぅ~

「なによ!律ッ!!あんただって優に負けてんじゃん。
あたしと一緒じゃん。
ってか、あたしの方が賢いし~
律は3位じゃん!あたしは2位だもんね」


「1点しか変わんないのに、そんなこと言ってて悲しくない?
たった1点がそんなにも嬉しんだぁ~?」

ムカつく~!

それでもわたしは優に負けたくなくって、意地になって言い返す。


「ああ、そうですよっ!1点でも違ったら全然違うんだからね!?」


「律、望……ここ、廊下だから
俺、周りの視線が痛いんだけど。」


………あ、そうじゃん

。熱くなってたから気にならなかったけど、ここは廊下。

そして周りにはわたしたちと同じように、テストの結果を見に来た1年生でいっぱいだった。

そんなところで、ムキになって律と口喧嘩してたから、周りの視線が痛い。


「あの人たちさ、成績上位の人たちだよね。」

「学力ヤバイけど…なんかバカ?」

「精神年齢、低いみたいな…?」


所々から聞こえてくる話し声。

めっちゃ、恥ずかしい~\\\






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